ど素人、黄表紙をよむ

独学で黄表紙を読み、悪戦苦闘の成果をさらす。恥知らずの野暮天ですみません。

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人間一生胸算用⑥

人間一生胸算用06

それから蒲焼屋の前を通ると
鼻がかぎつけ、口が食いたがり、
また気をそそのかし心に勧めるのだが、
心が確かであればまず両人の無駄ごとで一向に承知しない。

  心「サアサア、ちっとでも早く家へ帰るがいい。
    酢のコンニャクのと言って、俺までを味な心にするな」

  口「鰻のスジを長焼きにして、煮端茶(にばちゃ)でサッとちゃづりたい

  気「天井が二朱か三朱の出入りだ。 
    のみこみ、のみこみ」 
 
  鼻「番頭さん、お前、そこを“オツをちょっくら”と言いなせえな。
    この匂いを嗅いで堪えられるものか」 



煮端茶:煎じたての香りのいいお茶。

ちゃづる:茶漬けをすする(タクシーに乗る=タクる、みたいな使い方ですね^^)

2朱か3朱:8,000円~12,000円くらい。

のみこみ、のみこみ:納得しなさい


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野暮天のサチ

Author:野暮天のサチ
江戸のおもしろ文学『黄表紙』を読み始めて1年余り。
ど素人の独学なので試行錯誤中ですが、あまりにも面白いので、みんなにも「黄表紙読み」をお勧めしたいと思ってブログをはじめました。

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