ど素人、黄表紙をよむ

独学で黄表紙を読み、悪戦苦闘の成果をさらす。恥知らずの野暮天ですみません。

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心学早染艸(しんがくはやそめぐさ)③

心学早染艸03

理兵衛はせがれに理太郎と名づけて育て、
善いたましいは理太郎に日々つきそい、守っていました。

そのため、成長にしたがい利発で行儀もよく、
その上ほかの子供とちがって器用だったので、
両親は掌中(しょうちゅう)の珠のように愛しみ育て、
三つ子の魂百までと、将来を頼もしく思っていました。

心学早染艸03 両親
  
  理兵衛(父)「これは見事だ!俺の子ながら、後世おそるべしだ。
         あまりに不思議だが、誰かに書いてもらいはせぬか」
  
  母「お師匠さんが、これからは国尽くし
    書いてやると言いなさってよ」

  女中「ほんに、お器用なお子様でござります」
 
  母「坊はおとっつぁん・おかかさんの大事だよ
    穴一宝引きはしねえもんだねえ」

たましいは後ろでヒゲを撫でています。
 
  善また「チっと、そうもござるめえ」





国尽し:日本の諸国66国が列挙してある冊子↓。習字の手本として使われた。
      国尽くし

穴一:地面に小さな穴をあけ、離れた所から
     素焼きのおもちゃ(銭、歌舞伎、力士などを模ったもの)を投げて競う遊び。
     穴伊知、穴撃ともいう。
     詳細はこのサイトを参照されたし⇒泥めんこってなあに?

宝引き:束ねた細い糸の先に果実や金銭などをつけて、くじ引きする遊び。
      駄菓子屋の糸引き飴みたいな感じ。
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野暮天のサチ

Author:野暮天のサチ
江戸のおもしろ文学『黄表紙』を読み始めて1年余り。
ど素人の独学なので試行錯誤中ですが、あまりにも面白いので、みんなにも「黄表紙読み」をお勧めしたいと思ってブログをはじめました。

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