ど素人、黄表紙をよむ

独学で黄表紙を読み、悪戦苦闘の成果をさらす。恥知らずの野暮天ですみません。

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桧枝岐歌舞伎を見に行ってきた

福島県の南会津に温泉旅行に行って、
「桧枝岐歌舞伎」を見てきました!

この歌舞伎はいわゆる「地歌舞伎」と呼ばれるもので、
村の神社の奉納歌舞伎として演じられています。

江戸時代中~後期に、
桧枝岐の村民がお伊勢参りに行った帰りに
江戸で浄瑠璃本を買ってきたり、
会津藩のえらい人が歌舞伎を招聘した時に見学したりして、
村で演じられるようになったそうです。
時代的には、まさに黄表紙が流行していた頃のものなんですね^^

↓この写真は、午前中に撮ったもの。
村の人たちが、準備をしたり参拝したりしていました。
写真は撮りませんでしたが、小さな社の裏の森はすっごい迫力でした。
「これぞ依り代!」って感じ。

桧枝岐 参道

夕方、開場10分前くらいに再び神社に行くと、↓もはやこの行列!
行列を縫うようにして、地元の子供たちが
タコヤキや串焼きなどの出店を冷やかしていました。

桧枝岐 列にならぶ

↓ばっちり、舞台前のいい場所を陣取ることに成功。
私たちはゴザ席でしたが、足腰がキビシい方は後方の石段席を選ぶようです。
ウレタンの薄い座布団も貸してくれますが、
できれば厚手の座布団とひざかけ毛布を持参した方がいいです。

桧枝岐の舞台

この後、開演までかなーり待たされます。
地元新聞社からの幟の授与、あいさつ、
ご祝儀(スポンサー)の読み上げなどがあるので
その間に甘酒(無料)をもらってきたり、出店でおやつ買ったりするといいかも^^

↓芝居の前に、舞台を清める踊り『寿式三番叟』
芸というよりは、神事だということでした。

寿式三番叟

そしていよいよ、お芝居スタート!
この日の演目は『鎌倉三代記』より七段目、三浦別れの段。

時姫と三浦之助

内容をざっくり言うと、
三浦之助(↑右)が戦の最中に怪我を負いながら、
病床の母親が心配で実家に帰ってくる。
そこには許婚の時姫(↑左)がいるのだけれども、
時姫は実は、敵の北条時政の娘である。

この時姫を、
悪役メイクがイカす富田六郎(北条の手下)・チャラい藤三郎・謎のオバチャンおくる等が
計略を巡らせて北条家に連れ去ろうとする。

しかし、セクハラがちなチャラ男・藤三郎は
実は佐々木四郎左衛門高綱という武将で、
おくるは佐々木の部下(故人)の未亡人。
この2人は本当は三浦と時姫の味方で、
富田六郎をハメて殺してしまいます。

桧枝岐歌舞伎

↑じゃじゃーん。
チャラ男⇒佐々木高綱の早変わり。
この衣装は「鎌倉時代のお話のフリしてるけど、本当は大阪夏の陣の話だよ」って
観客に教えているそうです。

個人的には、義太夫の素晴らしさに胸がキュンキュンしまくりでした。
佐々木高綱(元チャラ男)と義太夫のコンビネーションが素晴らしかった!!

桧枝岐歌舞伎では義太夫の唄者さんが途絶えて、
長らく録音テープで演じられてきたらしいのですが、
近年になって隣町(南会津町)の若者が義太夫の修行を始めて、
生義太夫が復活したのだそうです。

あと、女性の役者さんたちの演技が光ってました。
せいふの節回しや、感情表現の細やかな動きに魅了されっぱなし。

いや~、夢のように楽しい夜でした。
また絶対、見に行きたいなー。
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野暮天のサチ

Author:野暮天のサチ
江戸のおもしろ文学『黄表紙』を読み始めて1年余り。
ど素人の独学なので試行錯誤中ですが、あまりにも面白いので、みんなにも「黄表紙読み」をお勧めしたいと思ってブログをはじめました。

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